【教えて! 鉢のQ&A】鉢の上手な選び方講座

植物を植える鉢、みなさんはどのように選んでいますか?

「鉢の選び方がわからない」というお悩み、実はとても多くの方が抱えているんです。

鉢選びを失敗してしまうと、
植物を枯らしてしまったり、お部屋の雰囲気と合わなかったりと、残念な結果になることも……。

植物が元気に成長できる鉢を選ぶことはもちろん、お部屋をステキに演出するインテリア性も大切です。

そこで今回は、上手な鉢選びのコツを伝授いたします!

- この方に教えていただきました -

前芝良紀 Yoshiki Maeshiba

オーダーメイドの花屋「varench apart 15(バレンチアパート)」主宰。
東京コレクションのランウェイ装飾をはじめ、アパレルブランドやインテリアショップのテキスタイル協力や空間装飾、植栽やグリーンコーディネートなども幅広く手掛けている。

鉢を上手に選ぶための2大要素

私たちが靴を選ぶときに、足が痛くならない、体型やファッションに合ったもの選ぶように、
鉢を選ぶときも、植物が元気に育ち、大きさやインテリアに合った機能・デザインのものを選ぶことが大切です。

では、具体的にどのような基準で植物に合った機能・デザインの鉢を選ぶのか、ご説明していきます。

【鉢の機能について】
鉢の機能を判断するポイントは何?

鉢の機能を判断するポイントは、主に3つあります。

根が傷つかず、植物が元気に育つ
機能

① 鉢底穴のあり/なし
底穴がある鉢とない鉢で、
それぞれメリット・デメリットがある。

② 材質
テラコッタや陶器など、
鉢の材質によって適した置き場所がある。

③ 鉢のサイズ
植物が窮屈にならず、
過ごしやすい
鉢内環境をつくろう。

では、具体的にどのような基準で植物に合った機能・デザインの鉢を選ぶのか、ご説明していきます。

① 鉢底穴のあり/なし

鉢には、「鉢底穴」という穴が空いているものと、空いていないものがあります。
鉢底穴が空いていないものは、「鉢カバー」として使うのが一般的です。
それぞれ、お手入れ方法やメリット・デメリットがあるので、楽しみ方に合あった方を選びましょう。

【鉢底穴がある鉢】

◎ メリット

土や根にとって良い環境を保ちやすい

  • 鉢底穴が空いていることで、土の中が蒸れにくく、水の管理がしやすい。
  • 根に酸素が行き届きやすいのも大事なポイント!

× デメリット

植え替えに手間がかかる

  • 植物購入時のプラポットから鉢に植え替える場合に、植え替えの必要あり。
  • それぞれの植物に最適な植え替え時期があるため、植え替えのタイミングが限られている。
  • 鉢皿や植え替えグッズ(土・鉢底の石・スコップ等の園芸ツール)が必要。

こんな方におすすめ

  • 植え替え作業も含めて、植物とのふれあいを楽しみたい方

  • 植物を根から元気な状態で長持ちさせたい方


【鉢底穴がない鉢】

◎ メリット

手軽にいろんなデザインを楽しめる

  • 鉢カバーとして使えば、植え替えの手間がかかりません。
  • 奇抜な色やデザインの鉢も、着せかえ感覚で気軽にチャレンジできます。

× デメリット

水やりの度に手間がかかる

  • 水やりの度に、プラポットを鉢から出してあげる必要があります。そのまま水やりできなくもないですが、湿気が溜まってカビが生えたり、根腐れを起こしやすくなります。
  • 最初は植え替え不要ですが、植物が大きく成長してきたら植え替えが必要になるため、その際は土や園芸ツールが必要になります。

こんな方におすすめ

  • いろんなデザインの鉢とのコーディネートを手軽に楽しみたい

  • 植え替え時期が到来するまで鉢カバーとして活用したい

② 材質

鉢にはテラコッタや陶器など、いろんな材質のものがあります。
材質によって見た目の印象が変わるのはもちろん、
お庭やベランダなどの屋外に向いているものと、室内向きのものがあります。

屋外向き

気温の変化に強く、強風に耐えうる重量をもつ。

  • 素焼き(テラコッタ)
  • モルタル

室内向き

軽くて持ち運びやすく、床や家具を傷つけない

  • プラスチック
  • 陶器
  • ガラス

③ 鉢のサイズ

鉢のサイズ選びに迷ったら、植物が成長して大きくなることを考えて、
今使っている鉢より1サイズ上がオススメです。
ただし、大きすぎると不格好になるので注意しましょう。

また、アガベ・サンスベリアなど横に広がるタイプの植物の場合、口が広い鉢の方が、葉を傷つけずに植え替えしやすいです。

今使っている鉢が何号かわからない場合は、直径を図って確認しましょう。

鉢サイズ一覧表

鉢サイズ 直径(cm) 土の量の目安

3号(寸)

9

0.25L

4号(寸)

12

0.6L

5号(寸)

15

1.2L

6号(寸)

18

2.1L

7号(寸)

21

3.3L

8号(寸)

24

5.1L

9号(寸)

27

7.3L

10号(寸)

30

8.4L

鉢の高さ・深さも重要!

あまり高さのない植物なら浅い鉢でもOK!
サボテンや多肉植物など、寄せ植えにもおすすすめです。
根にダメージを与えないよう、根の長さによって窮屈にならない程度の深さの鉢を選びましょう。

【覚えておこう!鉢のタイプ】

【鉢のデザインについて】
オシャレな鉢選びのコツは?

植物の造形的な特徴を活かしつつ、部屋のインテリアに映えるような鉢選びが理想的。
以下3つのポイントを意識しながら鉢を選びましょう!

植物も部屋もステキに演出する
デザイン

① 植物の形に合わせる
葉の広がり方、背の高さによって
似合う鉢がある

② インテリアに合わせる
統一感を大切にしながら、
お部屋のテイストに合わせて選ぶ。

③ 色
まずは色味や色数をおさえて
選んでみよう。

① 植物の形に合わせる

背が高い人に似合う服・背が低い人に似合う服があるように、
植物も、葉の広がり方や背丈によって似合う鉢が変わってきます。
選ぶポイントをおさえて、とびっきり植物に似合う鉢を見つけてあげましょう!

1.葉が広がるタイプの植物・寄せ植え

◎GOOD
上に向かって広がる形の鉢や、太さのある鉢を選びましょう。
✕BAD
縦長の鉢は、バランスが悪くなります。

2.縦長タイプの植物

◎GOOD
スクエア型の鉢や、筒型の鉢などを使うときれいに収まります。

3.背が低いタイプの植物

◎GOOD
背が低い鉢や丸みのある鉢

● ワンポイント
ハイドロカルチャーや水耕栽培をするなら、ガラスや透明のプラスチック製でもきれいに見えます。

② インテリアに合わせる

お部屋の中で育てる場合、鉢のデザインがどんなに素敵でも、部屋のインテリアと合わなければ、浮いた存在になってしまいます。
部屋にある家具や小物と、素材や色味を統一することを心掛けましょう。

1.シンプルな部屋におすすめ

  • 単色の鉢
  • 北欧系の柄の鉢
  • お部屋のアクセントに色味の強いものもおすすめ!

2.カントリー調の部屋におすすめ

  • 木鉢
  • テラコッタ
    床や家具が傷つかないよう、小ぶりのものがおすすめ。

③ 色

鉢選びに慣れるまでは、以下のポイントに気をつけながら鉢を選びましょう。

1.色味を抑えた「ニュートラルカラー」

グレーや白など、色味を抑えた自然な色を選ぶと失敗しません。家具と調和しやすい色・色味を抑えたものを選びましょう。

2.ツートーンカラー

色数が少なめの鉢も◎。
1のニュートラルカラーと鮮やかな色の組み合わせがおすすめです。

3.鉢から先に選ぶ場合
派手な色柄の鉢を選びたい場合

単色でシンプルな形の植物を組み合わせてあげましょう。

\さっそく鉢を選んでみよう!/

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