バジルを虫から守ろう!初心者でもできる害虫の予防・駆除テクニック

バジルは香りが良く人気のハーブですが、虫に食べられてしまうと収穫を楽しめません。この記事では主な虫害とその対策方法を詳しくご紹介します。

バジルの虫除け対策

バジル

Photo by 蘭さん@GreenSnap

バジルに虫が発生するのを防ぐには、次の対策が効果的です。

また、どうしても虫を避けたい場合は、土植えではなく水耕栽培で育てるのがおすすめです。

  • バジルの生育に適した環境をつくる(日当たり、水はけの良い土など)
  • 定期的な除草と株元の手入れ。虫が潜む場所をなくす
  • コンパニオンプランツ(マリーゴールドなど)を隣接して植える
  • 発生初期に薬剤散布する。殺虫剤は口にしても影響がないものを選ぶ
  • バジルの植え替えを定期的に行い、新鮮な土に植える

バジルにつきやすい害虫

アブラムシ・ハダニ

アブラムシ、ハダニはバジルによく発生する害虫です。バジルの新芽や花穂に群がって汁を吸い、葉を汚したり変形させたりします。

また、すす病などの病気を媒介するので注意が必要です。被害を受けると、バジルの生長が遅れ、風味も落ちてしまいます。

アブラムシ・ハダニの予防・対策

  • アブラムシは反射して光るものが苦手。株元にアルミホイルやアルミシートを敷いて、光を反射させる
  • アブラムシを見つけ次第、水で丁寧に洗い流す。また、粘着テープなどで取り除くのも効果的
  • その後、アブラムシ・ハダニ用の駆除剤を散布する。この時、口にしても影響がないものを選ぶ、木酢液や、牛乳、お酢スプレーも効果的
  • アブラムシの天敵であるテントウムシなどを連れてくる

ベニフキノメイガ

ベニフキノメイガは春〜秋にかけて発生する害虫で、夏は特に注意が必要な害虫です。バジルの葉や茎を食害し、クモの系のようなものを出して葉の中に幼虫が潜むことも。早めに駆除しないとどんどん増えていきます。

ベニフキノメイガの予防・対策

  • 成虫が飛んでこないように、防虫ネットで覆う
  • 見つけたら被害に遭った葉ごと取り除く
  • こまめに収穫して、害虫を見つけやすくする
  • ベニカなどの駆除剤を散布する。口にしても影響がないものを選ぶ。

ヨトウムシ(夜盗虫)

ヨトウムシの幼虫は夜行性で、夜になると地面から這い出してバジルの葉を食べます。食害が激しいと株全体が枯れてしまいます。

幼虫は地面の中に潜んでいるので、発見が難しい虫害です。

ヨトウムシ(夜盗虫)の予防・対策

  • ヨトウムシは土の表面近くにいるため、掘り起こして駆除する
  • コーヒーかすを株元に20cm四方に撒く。コーヒーかすの匂いで幼虫が寄ってこなくなる
  • オルトランなどの、駆除剤を散布する。殺虫剤は口にしても影響がないものを選ぶ
  • バーミキュライトなどの土壌を覆う資材を使い、幼虫の潜伏場所をなくす

ハモグリバエ

ハモグリバエの幼虫はバジルの茎や根を食べ、株が枯れてしまいます。幼虫は地中にいるので目視では発見が難しい虫害です。

ハモグリバエの予防・対策

  • 目の細かい防虫ネットで保護する
  • 発生初期にオルトランなどの薬剤を散布する。殺虫剤は口にしても影響がないものを選ぶ
  • 被害にあった株は早めに抜き取り、燃やすなどして処分する
  • バーミキュライトなどの土壌を覆う資材を使い、幼虫の潜伏場所をなくす
  • 発生が多い場合は植え替えを検討する

    バジルに発生する虫を防いで、元気に育てよう!

    虫が発生しても早期発見と対処が重要です。バジルを虫から守り、おいしく収穫できるよう、こまめな手入れと環境づくりに気をつけましょう。

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