【ミントの育て方】種まきの時期は?プランター栽培はできる?

ミントの基本情報

科・属 シソ科ハッカ属
分類 多年草
植え付け時期 3月中旬〜5月下旬、9〜11月
収穫時期 4〜11月
置き場所 日当たりと風通しのよい場所
肥料 元肥:必要/追肥:必要

ミントとは

ミント

Photo by とっこちゃんさん@GreenSnap

ミントは、シソ科ハッカ属の多年草で、爽やかな香りが魅力の人気のハーブです。スーッとした清涼感のある香りには、気持ちを落ち着かせたり喉の痛みを和らげたりする効果があるとされ、料理やお菓子、ハーブティー、アロマなどさまざまな用途に活用されています。

ミントは生育旺盛で、暑さと寒さともに強く栽培しやすい植物です。また、品種は40種ほどあり、アップルミントやパイナップルミント、ジンジャーミントなど果物や香辛料に似た香りのものもあります。

ミントの育て方

日当たり

ミントは日当たりと風通しのよい場所で育てます。日当たりが悪いと葉色や香りが悪くなるので、なるべく光の当たる場所で栽培しましょう。ただし、直射日光が長時間当たるような場所は土が乾燥して水切れを起こしやすいので、鉢植えの場合は半日陰に置くのが適しています。

水やり

鉢植えやプランター栽培の場合は、土の表面が乾いたらたっぷり水やりをします。地植えの場合は、根付いたあとは降水で十分です。ただし、地面が極度に乾燥しているときは水やりをしましょう。

ミントは乾燥が苦手で、水切れを起こすと葉の量が減ってしまうので注意してください。

種まき・植え付け

種まき

ミントの種まきは、3月中旬〜5月下旬が適期です。暖かくなり気温が安定してきた頃に、育苗ポットやセルトレイに種まきをしましょう。指でつけたくぼみに種を1〜2粒ずつまき、土を薄くかけたら軽く押さえ、土と種を密着させます。本葉が5枚ほどでたら植え付けができます。

植え付け

ミントの植え付けは4〜5月、または9〜10月が適期です。根鉢を崩さずに15cm間隔で植え付けます。鉢植えの場合は、5号以上の大きめの鉢がよいでしょう。

用土

ミントは保水力のよい土を好み、ハーブ専用の土や野菜用培養土が使えます。

肥料

ミントの肥料は、元肥として緩効性化成肥料を土に混ぜておきます。追肥は、開花後や収穫後に1回ずつ、緩効性肥料や薄めた液体肥料を与えるとよく育ちます。 肥料を与えすぎるとミントの香りが減ってしまいます

一方で、肥料不足になると葉が小さくなったり、株が弱ってしまうので、様子を見ながら少しずつ肥料を与えるようにしましょう。

収穫

ミントは、4〜11月頃の春〜秋にかけていつでも収穫できます。株が育って葉が増えてきたら、茎の上部の大きめの葉から順に摘み取ります。葉を数枚残して収穫すると、脇芽が伸びて葉数が増えるので、長期間収穫できます。花が咲くと茎葉が硬くなるため、早めに花を摘むのがコツです。

夏越し・冬越し

ミントは暑さにも寒さにも強い丈夫な植物です。夏は蒸れないよう風通しのよい場所で管理し、梅雨時期に切り戻し剪定をするとよいです。

冬は霜にあてないよう注意して、屋外で冬越しさせられます。冬前に地際から切り戻しておくとよいでしょう。冬の間地上部が枯れても春になったら新芽が芽吹き始めます。

病気・害虫

ミントは病気になりにくいですが、うどんこ病や炭疽病、さび病に注意します。日当たりと風通しをよくし、過湿にならないよう管理して予防しましょう。

害虫は、アブラムシやハダニ、アザミウマなどが発生することがあります。見つけたらすぐに駆除しましょう。

植え替え

ミントの植え替えは5〜10月が適期です。生育が旺盛でよく根を張るため、1〜2年に1回は植え替えをしましょう。

ミントの育て方についてよくある質問

ミントは繁殖力が強すぎる?

ミントは繁殖力が強く、地下茎やこぼれ種で増えます。ミントの勢いが強すぎて周りの植物がうまく育たないということや、種もとても細かいため、風に乗ってお庭の思わぬ場所に広がることもあります。また、ミントは交雑しやすく、交雑したミントは香りや風味が落ちてしまいます。

ミントをうまく管理するために、鉢やプランターで育てるのがおすすめです。地植えにする場合は、ブロックやシートで根止めしておいた方がよいでしょう。

ミントの育て方まとめ

ミントはとても丈夫で育てやすいハーブなので、初心者でも簡単に育てることができます。一方で増えすぎてしまうことがあるため、心配な方は鉢やプランターで育てるとよいですよ。自家製のミントを育てて、料理やお茶、アロマなどいろいろな使い方を楽しんでみてくださいね。

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